iPhoneの誕生以来、最も大きな驚きを・・・の件 (続き)
ネット上の情報を総合すると、日本の地図情報やPOI情報をAppleに提供したのはインクリメントP社のようですね。
インクリメントPの地図といえばMapFanが有名ですが、 老舗ゼンリン同様、日本の地図業界ではトップクラスであり、もちろんWebやPCベースの電子地図についても品質の高い会社です。
ということは、やはりApple側が提供された地図やPOI情報を正しく取り扱えず、またチェックすら怠ったままリリースしてしまったみたいですね。
見れば一瞬で、従来のGoogle Mapsと比べて掲載情報が極めて少ないことや、ネイティブが見れば明らかに異常なPOIや言語表示があることは気づきますよね?
それとも、始めからユーザにデバッグさせるつもりだった?それとも話題作りのためのネタ?・・・さすがにこれはないでしょう。
ネット情報では、まだGoogleとの地図情報使用に関する契約は残っているらしいので、こんな「最も大きな驚き」を無理して今リリースしなくても良かったのでは?
OSX Mountain Lionについては、気味が悪いくらいほとんど問題もなく更新できてしまいましたが、iOS6については楽天のCobo Touchを超えた「今年の最も大きな驚き」になってしまったようです。
ある意味Appleらしい出来事ですね。
iPhoneの誕生以来、最も大きな驚きを・・・の件
Webだけでなく、テレビのニュースでも取り上げられているiOS6の新しい地図アプリMapが面白い件、小田原市内でも簡単に見つけられます。(ほんの一例です)
Appleのキャッチフレーズの通り、「iPhoneの誕生以来、最も大きな驚き」です。こんなすごい地図今まで見たことありません。よくこの状態でリリースしましたね。
ファーストキッチン小田原ベルジュ店
Fasutokitchinはカタカナに直し忘れとして、Shou Den Genは笑っちゃいますよね。Shou=小、Den=田、Gen=原って理解できるまで、ちょっと時間が掛かってしまいました。
IT企業に勤める能力を持った日本人の方が「小田原」って漢字を読めないことはあり得ないので、明らかに日本人以外の方が携わっている仕事のようですね。
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ホテルパレス仙台
電話番号をみると市外局番が022なので、間違いなく宮城県仙台市のホテルです。
仙台のホテルの位置情報が小田原駅構内になる理由が想像できません。
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フレッシュネスバーガー
このようなカタカナへの変換し忘れが膨大にあるようです。
これって、元々の情報がFreshness Bargerって英文で、これを日本語的に読んだ音をローマ字で書いてあるってことでしょうか?
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上記の3件は、もちろん通報させていただきました。・・・というか、キリがなので3件で通報はやめておきました。
まあ、世界中の地図上に表示される情報は膨大な数なので、すべてAppleがデータ作成するとは思えませんし、全件チェックするのは難しいとは思いますが、もうちょっとまともなところからデータを購入された方がよろしいかと。
もしかして購入したデータは正しいが、それを新しい地図上で使えてない?日本地図に関していえば、ハングルが混ざっていたりするケースもあり、Shou Den Genなんてネタもあるので、明らかに日本近隣の国の方のお仕事のようですね。
なお、Kanatecの場合、オフラインでの地図参照可能なMapFanと、オンラインの地図マピオンが入っているので、Apple Mapがこんな状況でも特段困りません。
(パリ滞在中にiOSを更新しなくて正解でした)
海外でのともちん2号の利用報告
フランス・パリ市内でのともちん2号(emobile D25HW)の利用状況をご報告します。
なお、以下のプロファイルの設定や、SIMカードの購入方法については、ブログサイト「パリをきままに」に掲載されている情報を参考にさせていただきました。感謝、感謝。
■ 総論
問題なくOKでした。
■ 利用開始までの手順
1. 事前準備:ともちん2号のプロファイル設定
まあ、現地で設定してもいいんですが、Kanatecの性格上、出来る準備は事前にしたいので・・・
- プロファイル名:orange (任意のわかりやすい名前)
- ユーザー名:orange
- パスワード:orange
- 認証方式:PAP
- APN: スタティック orange.fr
- IPアドレス:ダイナミック
2. SIMカードの購入
事前のプロファイル設定の通り、フランスの大手キャリアのOrangeのPass Let's Goという旅行者に最適な商品を選びました。Pass Let's Goの概要は以下の通りです。
- 使用条件 :3Gデータ通信、15日間有効、通信量100MBまで
- SIM形状 :カットの仕方で標準でもマイクロでもOK
- 価格 :8€
購入方法は至って簡単、上記のOrangeのPass Let's GoのWebのハードコピー、パスポートのコピー及びホテルの住所のメモを持って、市内あちこちにあるOrangeのショップに行き、「これが欲しい」と店員さんにお伝えすればOKです。
今回対応してくれた店員さんはとても親切で、「使う端末はLock Freeか?データ量が100MBでとても少ないが足りるか?」とか聞いてくれましたが、すべて事前確認済みなのでOKと答えると、あれこれ店内のPCで入力してくれ、刺せばOKの状態のSIMを無事購入できました。
もしかすると使用開始にあたりアクティベートの手続きが必要かもしれませんので、「アクティベートをお願いします」とあわせてお願いすれば確実でしょう。
また後日リチャージする可能性もありますので、SIMカードの電話番号もその場で控えてもらってください。
3. 開通試験
プロファイル設定済みのルータにSIMを指した状態
事前にプロファイル設定済みなので、SIMを刺すだけで簡単に3G接続完了しました。ホテル内のためアンテナは立っていませんが、窓の近くや屋外に出ればバッチリOKです。
■ 利用状況
ビル陰や建物内では電波状況がイマイチな場合もありましたが、概ね良好です。なお、データ量に限りがあるため、Speedtestは一切実施しませんでしたが、メールチェック、乗り換え案内、Mapでのルーティングの使用において、特にストレスは感じませんでした。
■ 通信料のリチャージ
短期滞在で、Web閲覧やメールチェック なら、100MBで十分足りると思いますが、Kanatecの場合ツアコンさんとして、頻繁にMapデータを落としてナビに使っていたため、1週間ほどで100MBを使い切りました。
残りの滞在日数的にちょっともったいなかったのですが、OrangeのPass Let's Goのページの下の方にある7日間/1GBで15€分のチャージを追加しました。
購入方法はこちらも至って簡単、OrangeのPass Let's Goを購入した店舗に行き、購入時のパッケージとSIMの電話番号を提示して、「7日分のリチャージが欲しい、携帯電話を持ってないのでアクティベートもして欲しい」とお伝えすれば、数分で手続き完了です。
■ 感想
最近は日本通信が旅行者向けのVISITOR SIMって商品を出したので、これで短期滞在の外国人でもFOMAの3G通信を利用できるようになりましたが、これってイマイチまだ認知度は低いですよね?
端末セットでレンタルする方法や、海外ローミングで繋ぐ方法もありますが、値段的にあり得ないほど高すぎます。
海外は短期滞在者向けの音声通信やデータ通信のSIMが、空港の自動販売機や、街中の大手キャリアで簡単に手に入るケースが多く、ロックフリーのケータイやルータを持っていれば、簡単に現地での通信環境を手に入れられます。
日本の大手キャリアさんも、早くグローバル化して、ロックフリーのケータイや、短期利用可能で入手が容易なSIM単品売りをもっと拡大して欲しいものです。
以上、ガラパゴス化しているのは携帯端末だけではなく、日本の大手キャリアのビジネスモデルであることを改めて認識しました。
■ おまけの写真
左:世界で一番有名な横断歩道(Abbey Road) in London
右:世界で一番有名な交通事故現場(ダイアナさんの事故現場) in Paris
海外でのお買い物 事前検討
せっかく将軍様のお供で海外に行けるので、何かいいお土産を買ってきましょう。もちろんとってもCheapでちょっとDeepなものに限ります。
■ SIMロックフリーのiPhone&iPad
各国で販売されているiPhoneのSIMロックの状態は、AppleのWebサイトで公開されています。
フランスの場合、キャリア契約付きのものはSIMロックされているようですが、そもそも旅行者は購入できません。Apple Storeで購入すればSIMロックフリー版を購入できるようです。
フランスのアップルストアのWebによると、値段はiPhone4Sの16GBが629€、VAT(付加価値税)約20%を減免してもらって、日本円で5万円くらいですね。
多分もうすぐiPhone5が発売されそうなので、どうせ買うなら最新版を、値下がりした4Sも悪くない・・・と言いたいところですが、いずれよKanatecには高すぎて手が出ません。
【結論】
新しいiPadの16GBは609€、免税後で日本円で4万8千円くらい。こちらも、もうすぐiPad miniが出るかもしれないので、様子見ですね。
iPad miniの3GまたはLTEのSIMロックフリー版が、もし滞在中に発売開始され、Kindle Fire HDの3G版並みの価格で買えたら・・・ ちょっと時期的に無理ですね。
■ SIMロックフリーのケータイ&スマホ
基本的な確認をしてみます。
世界のケータイ&スマホの方式については、「海外携帯専門店 STT」さんのWebにわかりやすくまとまっています。
安くすませるなら、ヨーロッパとアジア(日本/韓国を除く)で使えるGSM900/1800 2バンド、ハワイを含めたアメリカまでカバーするならGSM900/1800/1900 3バンドか、GSM850/900/1800/1900 4バンドになります。
日本までカバーするとなると、GSM850/900/1800/1900 4バンド+WCDMAになり、結構お高いものになりそうです。
フランスの電機量販店DARTYのWebで調べてみると、2バンドならNokia 101が30€以下で買えます。日本と韓国をのぞく世界各国で利用できそうな4バンドだと、かなりダサいSUMSUNGのスライドケータイが50€、おしゃれなALCATELの2つ折りケータイが80€程度で買えます。
ところが、日本国内での使用を考えGSM850/900/1800/1900 4バンド+WCDMAで、スマホになってくると100€以上、SAMSUNG GALAXYの安いので125€程度。ここまで行くなら、もう少し定価が高いもので、免税対象となるものを買う方がいいのかもしれません。
【結論】
いくら安くても、2バンドだと利用できるエリアがつらい感じです。また日本使用するケータイをわざわざ海外で買ってくるのも意味ありません。
3か4バンドのケータイが、ワゴンセールや処分品で安く買えたら考えましょう。現地でプリペイドのSIMを買って、迷子の際の緊急連絡用に将軍様に持たせておき、お供の者のSkypeと通話することもできますし、またどこか海外に行くことがあれば活用できそうです。
■ フランスの中古市場
もちろんPC、タブレットやスマホの中古市場のことですが、いまいちネット上で情報が取れません。引き続き調査してみます。
ともちん2号 emobile D25HW購入
emobileのWi-Fiルータ、ともちん2号 D25HWを購入しました。もちろん中古です。じゃんぱら本店で¥2,180(保証期間1ヶ月)です。¥200安い物もありましたが、保証期間が1週間しかなく、十分な検証ができそうにないので、止めておきました。
この機種は発売開始から2年以上経過し、契約縛りが解けた人も多いため、中古の流通も多く、価格もかなりこなれており、経営難のKanatecにもなんとか購入可能です。
■ クイックチェック
左の写真は、契約切れのemobile 3G用のSIMカードを刺した状態。「圏外/No Service」との表示で3G側はもちろん繋がりません。LAN側は設定画面にアクセスできるのでOKです。
右の写真は、emobile LTE用のSIMカードを刺した状態。APNはLTEの設定と同じem.stdにしてあります。「地球マーク」も表示され、無事3Gに接続できました。
■回線速度チェック
右の写真は、D25HWにLTEのSIMを指した状態。もちろん3Gでの接続ですが、下り平均で1.2MB程度出ているのでまずまずですね。
左の写真は比較用で、GL01PのLTEでの回線速度。このタイミング&場所では、LTEはイマイチの状況ですね。
■ バッテリー
フル充電後、「圏外/No Service」のスタンバイ状態で、数10分程度LAN側から設定画面にアクセスした状況で、半日でバッテリーがゲージ読みで半減しています。その後24時間持たずにバッテリー切れ。
仕様上はスタンバイ100時間、動作4時間とのことですが、バッテリは結構くたびれているみたいです。これは消耗品なので仕方ないですね。想定の範囲内です。
Amazonで千円ちょっとの交換用バッテリーを購入しておきましょう。元々付いていたくたびれたバッテリーは、予備用にします。
新品バッテリーに交換しましたが・・・
やはりスタンバイ状態で24時間持ちません。リチウムバッテリー場合、初期状態はいまいち性能が出ず、何度か完全充電と放電をくりかえすと調子が出てくるので、もう少し鍛えてみましょう。
いずれにせよ、動作時間公称4時間では一日持たないので、バッテリ2個での運用になりますね。
■ ところで、なぜともちん2号 D25HWを購入したかというと・・・
先人の人柱的な挑戦結果がネット上にいくつか掲載されていますが、ともちん1号 GL01P(LTE)も、2号 D25HW(3G)も、海外で使う分にはSIMロックフリーのようです。
「海外で使う分には」との意味ですが、正確に表現すると、基本的にはSIMロックフリー端末ですが、国内のDoCoMoやSoftbankの回線では繋がらないようなファームウェア上の設定=ネットワークロックが掛かっているそうです。
実は、9月の半ばから、将軍様のお供で海外に買い出し&食い倒れツアーに行く予定で、現地でプリペイドのデータ通信用SIMを調達し、iPod touchを地図代わりに使用したいと考えてます。これなら、Skypeを使って安価に国際電話も掛けられます。
しかしながら、ともちん1号を海外に持っていった際、万が一現地で追い剥ぎに遭遇して奪われてしまうと、2年縛りの残り1年半以上がとても大変なことになります。海外旅行の携行品保険も、携帯電話は対象外のようなので、Wi-Fiルータもダメですね。
ともちん2号なら、万が一狩られてしまっても、本体およびバッテリー代を合わせても被害総額は3千円位で済みます。
海外での運用状況は追ってご報告します。
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